人が倒れて意識がなくなった時、直ちに救急車を呼んだとしても、救急車が現場に到着するまでには、どんなに急いでも数分間は必要です。その間の現場での応急の対処が、生死の分かれ目になります。
そこで、緊急時の対処法を普及させる目的で、毎年6月~7月に、射水市内の中学校2年生の生徒を対象に、各学校を会場に心肺蘇生の講習会を行なっています。
射水市医師会、射水市消防本部、射水ロータリークラブ等の協力のもとに、意識がない人を見つけた最初の時点から、どのような行動をとるべきか、また、人工呼吸、心臓マッサージを、どのように行ったらよいのか等について、講義と実習を交えての講習をおこなっています。
平成18年からは、AED(自動体外式除細動器)の使用も含めた心肺蘇生の練習を行っています。
心肺蘇生の方法が、たとえ、すぐには身に付かなくても、実際に身体を動かして学ぶことや、AEDの機械に触れてみることは、いざという時に、必ず何らかの助けになることと思います。
文責 担当医師