身体を怪我した時には出血しますが、体内の血液の20%を失うと、ショック状態になると言われています。
30%を失うと生命に危険な状態となり、50%を失うと、ほぼ死に至ると言われています。 個人差がありますが、ヒトの体内にある血液量は4~5リットルです。4リットルの20%と言うと800mlで、かなりの量です。余程の大きな怪我でない限り、これだけの出血をすることはありません。
包丁で指を深く切ったりすると、血液がボタボタと流れ、普通の人は慌ててしまいます。しかし冷静にみれば、指から出る血液は僅かの量ですから、少々深く切ってしまっても、落ち着いて止血すれば問題ありません。
止血方法には
色々ありますが、日常の怪我で起こる出血を止める基本的な止血法は、直接圧迫法です。傷口を直接、タオルやガーゼで圧迫して止血する方法です。これで、殆どの出血に対応できます。もし可能であれば、傷口を心臓よりも高くあげた方が良いでしょう。その後、落ち着いて、近くの整形外科か外科の病院に行きましょう。
慌てて、別の事故にあったりしたら、かえって大変なことになります。
文責 担当理事